Paulownia House
手芸・料理・お菓子のことと、たまに真面目なことを書いています
煮豚
以前、『塩豚』の記事を載せましたが、今回はその塩豚を使って煮豚を作りました。
作り方は至って簡単で、塩漬けの豚肉を水から煮るだけです。臭みはありませんが、気になる場合は長ネギなどを入れてもいいでしょう。バラ肉でもいいですが、私の場合、煮豚にするのは漬け込んで1週間くらいたった肩ロースと決めてます。
私の場合、完全に煮えたら火を止め、煮汁の中で冷まします。冷めたら表面の水分を拭き取り、フライパンの置いてバーナーで表面を焦がします。これをすると、表面の余計な油分が飛ぶのと、コーティングされるせいか中の水分が抜けにくくなるようです。
食感は、ハムのようです。塩気があるので、レタスなどに巻いて食べるのが美味しいです。
煮汁は捨てずに取っておきます。塩漬けにしている間に肉汁が出ているので、煮汁はとても綺麗で臭みが少ないんです。なので、もやしや玉ねぎ、人参などを入れ、中華スープの素などを少し加えてスープにしています。
塩漬けの豚を作るようになって久しいですが、これを使うようになってから、野菜炒めなどで使う調味料の量が減りました。肉に塩味がついているのと、その肉から出た油にも塩味が付いているので、炒めているうちに野菜にもそれは行き渡るようです。もともと薄味を好むので、我が家では塩豚を使う際は調味料はブラックペッパーのみということが多いです。
連日、冷凍餃子のことがニュースで流れてますが、確かに冷凍食品は保存も利くし便利なので、重宝します。私も、全く使用しないかといえばそんなことはなく、特にお弁当になると、1品や2品は冷凍食品で補うことが多いです。全く使わない、というのは難しいでしょうが、少なくとも我が家の食事くらいは、あり方そのものを少し見直してみないといけないな、と感じています。
みるくもち
我が家の子供たちは揃いも揃って牛乳嫌いです。全く飲まないわけではないけれど、あまり好んで飲みません。とはいえ、やはり牛乳は摂取してほしいので、お菓子で摂取させています。
「みるくもち」は、家にある材料で簡単にできて、且つ一度にそこそこの量の牛乳を使うので、牛乳がなかなか減らない時などによく作ります。腹持ちも良いようなので、休日の朝に作って3時のおやつというパターンが多いです。
<材料 子供4~5人分>
牛乳 (310グラム)
砂糖 (40グラム)
片栗粉(40グラム)
バニラエッセンス (少々) ←無くても良い
きな粉(適宜)
<作り方>
①鍋に牛乳・砂糖・片栗粉を入れよく混ぜます。
②①の鍋を火にかけ、ひたすら混ぜます。火が通りとろみが出てきても混ぜ続け、粉っぽさが無くなってねっとりしたら火を止めます。
③水で濡らしたバットに②を流し、荒熱を取ったら冷蔵庫で冷やします。
④④をバットから出し、一口サイズに切り、きな粉をまぶします。
牛乳臭さが無く、うちの子でも喜んで食べてくれます。きな粉をまぶすのがいいのかもしれません。更にミルキーな味にしたときは特濃牛乳を買って作ります。
とても簡単なんですが、一つ難点があります。それは、鍋にべっとりと付いてしまうので後片付けが少々面倒、ということです。まあ、これは私だけかもしれませんが。
塩豚
我が家で重宝しているのが『塩豚』。
ご存知の方も多いでしょうが、まるごとの塊肉に塩を揉み込んで漬け込む、文字通り塩漬けの豚肉です。
ロースやバラのブロックが安い時に購入しては、毎回せっせと塩豚を作ってます。作り方はいたって簡単で、かたまりの肉に塩をもみ込んでラップにくるんで冷蔵庫に放置しておくだけです。2日目くらいから食べられて、保管状況が良ければ2週間くらいはへっちゃらで食べられます。塩は、肉の重さの約3%。塩をまんべんなく肉になすりつけ、ラップでぴちっとくるんで冷蔵庫に入れます。1日おくと肉汁がでてきますので、ラップを替え、肉についた水分も拭き取りまたラップにくるんで冷蔵庫へ。それだけです。
写真は肩ロース。まだ3日目ですが、色も鮮やかで、生ハムみたいなかんじです。水分が出ているのでねっとりしていて、肉の感触も生ハムとにたような感じになってます。
我が家では、この肉でチャーハンや焼きそば、野菜炒め、スープ、煮豚などをよく作ります。なので、常時塩豚が冷蔵庫にあるような感じですね。多い時には3つ4つ転がってます。
お気に入りは煮豚。味付け一切なしで、水からとにかく煮るだけ。煮あがったら覚まして薄くスライスしてたべるのですが、まるでハムみたいです。生の塊を似たときにあるぱさぱさした感じはなくて、塩味も全体にまんべんなく広がっているので、とても美味です。私の場合、切るまえに塊のままバーナーで表面に焼き目を付けます。こうすると、表面がコーティングされたみたいになって切りやすくなるし、見た目もよくなります。
ゆで汁は、そのままスープなどに使えます。塩豚を作る段階で余計な水分は出てしまっているため、アクもほとんどありません。
昔の人はこうやって肉を保存していたのだ言いますが、いまでも十分使える調理法だと思います。
最近作ったもの
洋裁は、あまり得意ではないんですが、昨年ミシンを買い換えたのをきっかけに最近ちょこちょこ作ってます。でも、へたくそです(泣)。
■長女のスカート
材料は、家にあったハギレと旦那の古くなって着なくなったジーンズ。後ろファスナーで、当然(?)ファスナーもジーンズから剥がして使い回しです。
真新しいデニムは硬くて縫いにくいけど、何年も着古したデニムの生地は柔らかくて縫うのが楽でした。デニムなので適度に張りもあり、普通の綿生地よりはるかに扱いやすいです。
寸法など考えず、ジーンズの太腿部分をはさみで適当にざくざく切って作ったので、ウエスト部分が思った以上に大きくなってしまい、内側にゴムを入れ調節できるようにしました。幅広のゴムにボタン穴を作って・・・という作業が面倒でしたが、下手に型などとらずに作ったので結構簡単に仕上がりました。真面目にやったら一日もかからないんじゃないかしら?
とりあえず、子供には好評なようです。
■次女のスカート
こんどは自分のパンツを切って作りました。茶色の部分がパンツから、柄の部分はハギレです。長女で使ったのと同じもでものです。こちらも、何も考えずざくざく切って作ってしまいました。ウエスト総ゴムなので、ラクチン。素材がストレッチデニムのため脱ぎ着も楽ようです。
■自分のバッグ
最近肩こりがひどく、今使っているバッグですら重いと感じていて軽いバッグが欲しいなあとおもっていました。で、とある手芸屋さんの店頭で見かけ、これなら作れそうだと思い作ったのがこれです。店頭にあったのは手提げ鞄だったのですが、ショルダーもほしくてつけました。ショルダー部分は着脱可能です。あとは、中にポケットが3つあります。
面倒だったのは、やはり何と言ってもキルティング加工。結構疲れました。でも楽しかったので、今度はちゃんとしたキルトをやってみたいなあ~なんて、無謀なことを考えてしまったくらいです。
衣替えをすると、決まって出てくる古着。
子供の服は知り合いにあげるのですが、大人の服はそうはいきません。今回のようにリサイクルできるものがあれば、ときどきやってみたいと思います。
おせちメモ
毎年恒例の年末の行事、とまでなっている御節作り。
とりあえず、何を作ったかだけでもメモしておくことにします。
・煮しめ(ごぼう、蓮根、人参、鶏肉、大根、里芋、干ししいたけ)
・牛肉のごぼう巻き(牛もも薄切り肉、ごぼう、人参)
・昆布巻き(出し昆布、かんぴょう、子持ししゃも)
・黒豆
・紅白なます(大根、人参、ゆずの皮)
・卵黄の味噌漬け(卵黄、味噌床)
・味付け数の子(数の子、出し)
・赤飯(もち米、あずき)
・稲荷寿司(ご飯、揚げ)
・煮豚(豚ロースかたまり肉)
・伊達巻(卵、はんぺん)
・からあげ(鶏モモ肉)
・えびの塩焼き(有頭えび)
・千枚漬け(大かぶ)
他に、買ったものは、栗きんとん、田作り、叩きごぼう、かまぼこ。あと、頂き物の厚焼き卵。これを、2段の重箱と大皿に盛り付け、今年の正月を迎えました。今年のヒットは「卵黄の味噌漬け」でしょうか。味噌とみりん、酒で味噌床を作りガーゼを敷き丸いくぼみを作って卵黄をそこに落とします。2日目くらいからが食べごろで、白ご飯によくあいます。もちろん、酒のつまみにもいいです。今回初めてだったので6個しか作りませんでしたが、あっという間になくなったので、今度は10個くらい作ろうと思います。余った卵白は、即席のチーズケーキを作って無事消化できました。
それにしても、おせち料理って費用が馬鹿になりません。毎年主人の実家とあわせて2軒分作るので、はっきり言ってすごい額になります。冷凍保存できるものは早い時期に材料は買うようにしてますが、そうはいかない食材も多く、そういったもの限って年末になると高級品しか売っておらず、通常の倍近い値段で購入する派目になってしまいます。年に一度のこととはいえ、負担になっていることは否定できません。
そもそも何故に2軒分?と思うんですけど、これも嫁の務めということで、諦めるしかないですね。
時間があれば、一つ一つの料理のレシピを載せていきたいと思います。どれもこれも、実は時間さえあれば案外簡単なものだったりもするんです。一番手間だったのは、千枚付けのかぶを切ることだったかもしれません(笑)。
黒豆のパウンドケーキ
正月もすぎて、学校も仕事も始まり、既に我が家は日常の生活に戻りました。が、冷蔵庫の中には未だに正月の食材が残っており、かといって食べ飽きてしまったものをさすがに子供たちも多くは食べてくれず・・・というわけで、今回は残っていた黒豆を使ってパウンドケーキを作りました。
<材料 18センチのパウンド型1個分>
薄力粉(170グラム)
抹茶の粉(10グラム)
マーガリン(180グラム)
卵(Lサイズ3個)
三温糖(100グラム)
ベーキングパウダー(小さじ1)
黒豆(汁気をとって子供の茶碗2/3くらい)
作り方は普通のパウンドケーキを作る方法と一緒です。抹茶の粉は薄力粉・ベーキングパウダーと一緒に振るって入れます。抹茶を使っているので本当は和三盆を使いたかったんですが、和三盆はかなり高級なので我が家の家計では無理。ということで、今回は三温糖を使いました。焼き時間は180度で約40分くらいです。
黒豆が甘いので、砂糖は少々控えめのほうが良いかもしれません。
できあがりは、黒豆に水分がかなり含まれているのでパウンドケーキの割にはしっとりしています。出来て直ぐでも結構美味しいです。
さて、正月の食材はまだまだあります。冷凍室に眠っている数の子や、田作り等々、余ってしまって冷凍室に入れていたものが結構あるんです。そのままだと量が消費できないので、人手間掛けてでも食べてもらうようにしないと、冷凍室がいつまでたっても空きません。何か、良いアイデアがありませんでしょうか。
クリスマス成果物
ことしも残すところあと僅か。
あっという間に一年が過ぎてしまった気がします。というか、最近一年が過ぎるのが早く感じるんだけど・・・。
世の中、クリスマスが終わったらすっかりお正月一色で、どこに行っても正月関連のものが店頭にならんでます。その横で、クリスマスの残り物が半額セールで売られているのを見ると、なんとも淋しい気もします。
さて、今年のクリスマスは、我が家もいろいろ作りました。
※シュトーレン(左上)、パンのリース(右上)、ザッハトルテ(左下)、クッキーのツリー(右下)
何故にここまで作ったのか、自分でも良く分かりません。けど、結構楽しかったです。
クリスマスのお料理は、サンドイッチ、鶏の唐揚げ、レタスと生ハムのサラダ、ローストチキン(鶏の足)に、あとは市販のロースとビールやテリーヌ等をならべたものでした。お菓子で気力を使い果たしてしまい、料理は結構適当でした(苦笑)。
それでも、子供たちが楽しんでくれたので、作った甲斐もありました。
さて、そろそろ本気でおせち料理の準備を始めなければなりません。材料の調達は8割くらいは済んでいますが、まだ足りないものあって、明日はおせちの買出しに行って、まずは黒豆作りからはじめる予定です。本格的に始めるのは、明後日の30日。31日には主人の実家に少し届けなければならないので、31日の夕方までにはある程度は作り終えなきゃなりません。
毎年のこととはいえ結構苦痛だったりしますが、仕方ないですよね、長男の嫁ですから。